名前 | 和名:車冠鸚鵡(くるまさかおうむ) 英名:Major Mitchell’s Cockatoo 学名:Lophocroa leadbeateri |
分類 | オウム目オウム科オウム属 |
原産地 | オーストラリア |
分布 | 東南アジア、ポリネシア、パプアニューギニア、オーストラリア地域 |
サイズ | 約40cm、400g |
羽色 | 雌雄で色の違いはない 淡いピンク色 |
食性 | 草食性、種子、果実 |
寿命 | 40年~60年 |
価格 | 1,000,000円~1,250,000円 |
世界一美しいオウム クルマサカオウム【オウム】
クルマサカオウムの生態・分布
クルマサカオウムは、オーストラリア内陸部の乾燥地帯に生息しており、大きな群れは作らず、少数の群れ、もしくはつがいで行動します。
世界一美しいオウムと称されるほど鮮やかで華やかな姿をしています。
クルマサカは漢字で「車冠」、車輪の様な模様の冠羽が最大の特徴です。
顔から胸は薄いピンク色、腹、背中、鼻は濃いピンク色、尾羽は白で薄くピンクが入っている箇所もあります。
冠羽と翼を広げると目を奪われる美しさで、「世界一美しい」と言われるのも納得です。
野生下では主に果実、種子を食べています。
クルマサカオウムの雌雄の判断
性別は見た目で判断できません。
確実に知りたい場合は、DNA鑑定が一番確かと思います。
クルマサカオウムの性格・知能
クルマサカオウムは他のオウムのように、人にべったりと慣れることはないと言われていますが、べた慣れになる子もいます。
しかし、他の鳥さんより馴れにくい鳥だとは思いますので、日々のスキンシップは大切です。
毎日遊んであげることで、信頼関係は生まれます。
つれないからといってかまってあげないでいると、荒鳥になってしまうかもしれませんので毎日遊んであげましょう。
クルマサカオウムは臆病で神経質な子が多く、体を触られるのもあまり好みません。
触らせてくれても頭や首の周辺のみです。
賢くて、人の言葉をよく覚えます。
人の言葉だけでなく、犬など違う動物と同居させるとその動物の鳴き声も覚えて真似します。
クルマサカオウムの鳴き声
夜明け頃や日没時に鳴き叫ぶ習性があるので、近所から苦情がくる恐れがあります。
専用の防音設備のある部屋で飼育するなどの対策が必要です。
クルマサカオウムの寿命
長寿で寿命は約40年といわれていますが、最も長命なクルマサカオウムは83歳まで生きたそうです。
クルマサカオウムのケージ・適温
ケージの大きさは、羽を広げても余裕のある大きさのものを用意してあげましょう。
退屈しないよう、おもちゃも入れてあげましょう。
嘴の力が強いので頑丈なおもちゃを選ぶようにして、定期的に交換してあげましょう。
また、オウムたちは頭が良いので、飼い主がケージの開けるのを見て開け方を覚えてしまうことがありますので脱走防止の対策も必要です。
寒さは苦手ですが、人間が快適に生活できる室温であれば問題ありません。
個体差や飼育環境によって適温も変わってくるため、様子を見ながら適宜調整しましょう。
まとめ
繁殖が難しく個体数も少ないクルマサカオウムの価格は、100万円以上と大変高額です。
神経質で気が強いところもあり、ちょっと難しい性格の鳥さんですが、その美しさは世界一。
ペットショップなどで出会えることは稀ですが、もし出会うことができたら「世界一美しい」と言われる美しさをじっくり眺めてみたいですね。