名前 | 和名:若菜鸚哥(わかないんこ) 英名:Elegant parrot 学名:Neophema elegans |
分類 | オウム目インコ科キキョウインコ属 |
原産地 | オーストラリア |
分布 | 西オーストラリア州の南西部、南オーストラリア州の南部 |
サイズ | 20~23cm、40~50g |
羽色 | 雌雄で違う 全体的にオリーブ色、額部分と翼の先端は青色 |
食性 | 草食性、種子、果実、穀物 |
寿命 | 約10年 |
価格 | 10,000円~50,000円 |
大人しくて上品な小鳥 ワカナインコ【Neophema】
ワカナインコの生態・分布
ワカナインコは、オーストラリアの固有種で、北はモーラから東はメレディンとエスペランスに至るオーストラリア南西部、北はマリーまでの南オーストラリア州南東部(カンガルー島を含む)と東はビクトリア州西部の 2 つの分離した地域に生息しています。
ノーマルとは羽の色合いが異なる品種が登場しています。
繁殖期は 7月から11月または降雨後で、降雨量に応じて1羽または2羽の雛が育ちます。
通常、水路沿いや森にあるユーカリの木にある地上15 メートルより高い空洞が巣作りに利用されます。
ワカナインコの雌雄の判断
ワカナインコはは雌雄で見た目が異なります。
ワカナインコのオスは、額のバンドのブルーとコバルトの色がはっきりしてます。
それに対し、メスのワカナインコは、額のバンドの色がオスに比べるとぼやけています。
下腹部もオスはオレンジ色の羽が生えてくるのに対し、メスは少し黄色っぽい色合いの羽が生えてきます。
ワカナインコの性格・形体
とても大人しく穏やかな性格をしています。
クサインコ系のインコはお喋り上手な個体は少ないため、ワカナインコもそれほどお喋りが上手ではないと思われます。
他のクサインコ系のオーストラリア原産のインコ同様に、飼い主にベッタリというベタ慣れになならず、多くの個体は、飼い主とやや距離を取って暮らします。
そのため、手乗りの個体は少なめです。
ただ、気性が荒い個体は少なく、穏やかな性格なので初心者でも飼いやすいでしょう。
ワカナインコの鳴き声
体のサイズも小さくおとなしい性質のため、鳴き声も小さめです。
野生のワカナインコは、鋭い声で鳴きながら、あるいはやや弱い口笛のような音です。
育雛中は静かにさえずります。
ワカナインコの寿命
寿命は、10年ほどといわれています。
飼育下ではもっと長生きさせることもできそうです。
ワカナインコのケージ・適温
ケージ、伝統的な鳥小屋、吊り下げられた鳥小屋など、さまざまな種類の鳥小屋で飼育できます。
ワカナインコはおとなしい性格のため、他の種類のインコとも共存しやすく、同じケージでも飼育可能です。
ただし、同じ種類のキキョウインコ系のインコとは交配することが可能なため、交雑してしまう恐れがありますので、同じ属で別種の雌雄は一緒のケージで飼わないようにしましょう。
まとめ
ショップなどで、あまり見かけることはありませんが、流通していなくはなさそうです。
穏やかな性格で、鳴き声が小さく、体も小さく、羽色は美しく、初心者にも飼いやすいインコです。
ベタ慣れになってニギコロやお喋り・・・というのは無理ですが、少し距離があっても懐いてはくれますので、ベタベタした関係は好みじゃないという方にはとてもオススメの鳥さんです。