ナナイロメキシコインコ Jandaya Parakeet

種類一覧
名前和名:七色鸚哥(なないろめきしこいんこ)
英名:Jandaya parakeet
学名:Aratinga jandaya
分類オウム目インコ科クサビオインコ属
原産地南アメリカ
分布南米、ブラジル北東部
サイズ30cm、120~140g
羽色雌雄での違いはない
緑の翼と尾、赤みがかったオレンジ色の体、黄色の頭と首、オレンジ色の頬
食性草食性、果実、植物の種子、花
寿命約15年
価格70,000円~150,000円
※価格は変動します。表示より大幅に違うことがあります。

陽気で活発、好奇心旺盛 ナナイロメキシコインコ【Aratinga】

ナナイロメキシコインコの生態・分布

ナナイロメキシコインコは、緑の翼と尾、赤みがかったオレンジ色の体、黄色の頭と首、オレンジ色の頬、黒いくちばしを持つコニュアで、ブラジル北東部の森林に生息しています。
コガネメキシコインコに非常に近縁なインコ類の一員であり、コガネメキシコインコの亜種と考えられています。

ブラジル北東部のピアウイ州、マラニャン州、トカンティンス州、セアラ州、およびパラー州の一部に非常に広範囲に生息し、低地の落葉樹林やヤシの林で見られます。
メキシコインコという名前ですが、実際はメキシコには生息していません。

この種はIUCNによって最も懸念の低い種としてリストされています。
ワシントン条約の付録 IIに記載されています。
ブラジル野生動物保護法 (1967 年) によって保護されており、輸出と貿易は禁止されています。

ナナイロメキシコインコの雌雄の判断

外見や行動で性別を見分けるのは非常に困難です。
確実に知りたい場合は、DNA鑑定などしかありません。

ナナイロメキシコインコとコガネメキシコインコは、幼鳥の頃は外見もそっくりです。

ナナイロメキシコインコの性格・知能

コガネメキシコインコとナナイロメキシコインコは共通点が多いですが、大きな違いは羽毛の配色です。
コガネメキシコインコは全体的に黄金色の羽なのに対し、ナナイロメキシコインコは、黄金色の羽の割合が少なく、背中や翼の部分が緑色になっています。

ナナイロメキシコインコは、コガネメキシコインコに比較して、やや大人しい性格と言われています。

非常に陽気で活発、好奇心旺盛でよく人に慣れます。
人と遊ぶのが大好きで、寝ころんで飼い主の気を引こうとしたり、カキカキされてうっとりする姿はとても可愛らしいです。
お喋りは不得意ですが、アクロバットな動作やニギコロ、転がるのも得意です。
とても賢いインコなので、バードトリック(芸)もよく覚えます。

インコは成長とともに自我が芽生える時期があり、反抗期があります。
反抗期の頃になると急に噛むようになることがあります。
ほとんどの場合、時間が経てばおさまってくるので、嫌がることはせず、癖にならないよう上手にコミュニケーションをとってください。

ナナイロメキシコインコの鳴き声

鳴き声は非常に大きく、甲高い声は鳴くというより叫ぶというほうが適切なほど大きな金切り声です。
呼び鳴きだけでなく、いろんな場面で大きな声で鳴きますので、お迎えを考えているなら十分に考慮してほしい点です。

ナナイロメキシコインコの寿命

寿命は野生で約15年ほどです。
飼育下では30年生きることができるといわれています。

ナナイロメキシコインコのケージ・適温

遊び好きなナナイロメキシコインコはおもちゃで遊ぶことでストレス解消するので、ケージには必ずおもちゃをいれてあげてください。
各個体でおもちゃの好き嫌いは様々なので、何が好きかいろいろと試してあげましょう。
同じおもちゃばかりでは飽きてしまうので、いろいろ交換してあげると長く遊んでくれます。

飼育の適温は24度~27度です。
15度くらいでも慣れれば大丈夫ですが、基本的に寒さに弱いのは忘れずにいましょう。
メキシコインコは日光浴をすることで体のリズムを整えます。
少なくとも1週間に2回はケージを窓の近くに移動して日光浴をさせてあげましょう。
夏の直射日光は強すぎるので、熱中症にならないよう注意してください。

まとめ

人気のあるコガネメキシコインコよりも大人しい個体が多いので、初心者にはコガネメキシコインコよりナナイロメキシコインコのほうが飼いやすいでしょう。

とても賢く、芸や新しい遊びもよく覚えてくれます。
表現豊かで、一人遊びを見ているだけでも飽きません。
人が大好きで、人と遊ぶのも大好きなのでスキンシップを楽しむことができます。
鳴き声が大きいので、防音対策必須です。
近隣の方のご迷惑にならない様に注意して飼いましょう。

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