名前 | 和名:曙鸚哥(あけぼのいんこ) 英名:Blue-headed Parrot 学名:Pionus menstruus |
分類 | オウム目オウム科アケボノインコ属 |
原産地 | 中南米 |
分布 | 中米コスタリカ~南米ブラジル、ペルーなど広範囲 |
サイズ | 27~29cm、230~290g |
羽色 | 雌雄で違いはない 頭部~腹部青色、胴体は緑色、尾羽の下側赤色 |
食性 | 植物食性、種子、果実、花 |
寿命 | 25年~30年 |
価格 | 150,000円~350,000円 |
ぽってりした体形が可愛い アケボノインコ【Pionus】
アケボノインコの生態・分布
アケボノインコは南アメリカ大陸のブラジル南東部やコスタリカからボリビアにかけての地域の森林やその周辺地帯に生息しています。
比較的高地の森に50~100羽の群れを形成して暮らし、雨期に向かって繁殖期が始まります。
インコという名前ですがオウム科に分類されています。
頭が大きく尾羽が短いというぽってりした体形が可愛い鳥さんです。
また、美しい青色の頭部と真っ赤な下尾筒、目の後ろにある小さな黒い斑紋なども特徴的です。
頭部の青色が腹部分まで広がっている亜種と嘴の色がやや明るい亜種の2種が確認されています。
アケボノインコの雌雄の判断
外見から雌雄の判別はできません。
性別の判定はDNA検査などを行わないとわかりません。
アケボノインコの性格・形体
性格は比較的おとなしく、ヒナから育てると非常によく慣れ、おしゃべりもします。
甘えん坊で神経質な面があるので、淋しさから甲高い声で呼び鳴きをします。
おしゃべりはあまり得意ではありませんがよくしゃべります。(無口な子もいます)
簡単な単語を話す子は多いようですが、長い文章をしゃべる子はあまりいないようです。
アケボノインコ属は鼻のあたりから「ピオヌス臭」と呼ばれる発酵したような独特な匂いがします。
好きな人もいますが、苦手な人もいるのでお迎え前には確認しましょう。
また、嬉しかったり楽しかったりする時に、「ゼーゼー」「ハッハッ」というような独特な呼吸音を出すことがあります。
一般的なインコなら呼吸器のトラブルを疑ってしまうような音ですが、問題ありません。
ただし、病気の症状ということありますので、気になるようなら受診しましょう。
アケボノインコの鳴き声
中型インコにしては鳴き声が小さめですが、呼び鳴きや警戒時の鳴き声はかなり大きいので防音対策が必要です。
アケボノインコの寿命
平均寿命は約25年と言われています。
飼育下では、30年以上生きる個体も珍しくありません。
アケボノインコのケージ・適温
両方の羽を広げられる程度の十分に広いケージを用意してあげましょう。
運動不足やストレス解消のためにも、毎日必ずケージから出して放鳥し、室内を飛ばせてあげましょう。
遊ぶ時間が十分でないと、ケージの中から大きな声で呼び鳴きをされてしまいます。
温暖な地域が原産であることから、寒さに弱いです。
冬場は特に適温を意識しながら、ゲージの温度管理してあげましょう。
まとめ
アケボノインコは日本では珍しいためちょっと高価ですが、性格がおとなしくて飼いやすいと言われています。
大きな群れで暮らす鳥なので、多頭飼いにも順応しやすいです。(個体によって相性はあります)
他のインコたちより穏やかなタイプが多いので中型インコ初心者の方にはお勧めです。