名前 | 和名:大白鸚鵡(たいはくおうむ)※別名ムジオウム 英名:White-crested cockatoo 学名:Cacatua alba |
分類 | インコ目オウム科 |
原産地 | インドネシア |
分布 | モルッカ諸島北部から中部 |
サイズ | 45~55cm、450~650g |
羽色 | 雌雄で違いはない 全身白、尾羽や翼の下面は黄色みをおびる |
食性 | 植物食性、種子、果実、昆虫 |
寿命 | 40~50年 |
価格 | 300,000円~500,000円 |
賢く人懐っこくて甘えん坊 タイハクオウム【Cacatua】
タイハクオウムの生態・分布
タイハクオウムは、インドネシアのモロッカ諸島、ハルマヘラ島、バジャン島などの熱帯雨林地域で、つがいか少数の群れを作って生活をする白いオウムです。
タイハクオウムの雌雄の判断
ぱっと見では外見からは雌雄は見分けられませんが、雄と雌では目の色が違います。
オスは虹彩が黒く、メスは虹彩が赤褐色なのでよく見ると見分けがつきます。
タイハクオウムの性格・知能
人によく懐き、撫でられたり抱っこされるのも大好きです。
非常に賢く、仰向けになってお腹を見せたり、おもちゃを持ってきて遊びをねだったりする姿は子犬のようです。
よく慣れている子の場合、犬のように抱きしめられるのも嫌がるどころか大好きだったりします。
脂粉の多い種ですので、黒い服で抱きしめると真っ白になってしまいますが、飼い主は可愛いので抱きしめるのはやめられないようです。
お喋りも得意で、人間の声真似をしたり、他の動物の鳴き声や生活音の真似など、色々なものの真似をしてくれます。
飼い主とのスキンシップやコミュニケーションが大好きなので、かまってもらえない日が続いたりケージに閉じ込めっぱなしだと、とてもストレスを感じてしまいます。
ストレスを感じると、自分の羽を抜いてしまう毛引き症になりやすいので注意しましょう。
タイハクオウムの鳴き声
鳴き声は非常に大きく、野生のタイハクオウムは朝夕に雄叫びをする習性があります。
飼育下ではこの雄叫びはしない子もいますが、かまって欲しくて大声を出す「呼び鳴き」や驚いた時などに叫ぶことはあります。
鳴くのは鳥さんにとって自然な行為なのですが、声が大きくて周りに迷惑なので防音設備が必要です。
タイハクオウムの寿命
寿命は40~50年と非常に長いため、一生を面倒をみてあげられるか、よく考えた上でお迎えするしなければなりません。
タイハクオウムのケージ・適温
大型のインコ・オウムに共通して言えることですが、体の大きさに見合ったケージを用意してあげることが必要です。
羽を広げて余るくらいのサイズは最低限必要です。
なおかつ丈夫な素材のケージでなければ、強いクチバシであっというまに破壊されてしまいます。
人間が快適に生活できる室温であれば、人と同じ室温での飼育で問題ありません。
個体差や飼育環境によって適温も変わってくるため、様子を見ながら適宜調整をしてあげましょう。
まとめ
真っ白のタイハクオウムは、賢く人懐っこくて甘えん坊なので鳥好きにはたまりませんね。
一度は一緒に暮らしてみたくなりますが、スペースや防音設備等々クリアしなければならないことは山積みです…
でも、タイハクオウムは非常に賢く、とても素敵なパートナーとなってくれることは確実です。