名前 | 和名:墨国白頭鸚哥(めきしこしろがしらいんこ) 英名:White-crowned Parrot 学名:Pionus senilis |
分類 | オウム目インコ科アケボノインコ属 |
原産地 | 中南米 |
分布 | メキシコ東部~パナマ西部 |
サイズ | 24~26cm、200~250g |
羽色 | 雌雄で違いはない 全体に暗色、頭頂から額と喉が白、胸は暗い青色、翼は暗いオリーブ色 |
食性 | 草食性、種子、果実、昆虫 |
寿命 | 15~25年 |
価格 | 150,000円~250,000円 |
小さくても存在感あり メキシコシロガシラインコ【Pionus】
メキシコシロガシラインコの生態・分布
メキシコシロガシラインコは、メキシコ南東部からパナマ西部にかけての中米のカリブ海斜面に生息しています。
メキシコ南東部からコスタリカ、そしてパナマ西部の両方の斜面の広い地域に分布していますが、最も多く生息しているのはコスタリカです。
食糧、作物の害鳥、鳥の取引のために捕獲され、生息地が森林破壊されているにもかかわらず、個体数は依然として安定していると考えられています。
生息地は、マツの木とサバンナが局地的に生える森林と湿潤な熱帯地帯です。
カリブ海斜面の低地や丘陵地帯でより一般的に見られますが、森林の端や牧草地、点在する木々、樹木が茂った小川のある耕作地からも報告されています。
主な食料源には、熟した種子、ヤシの実、農作物が含まれます。
30~50羽の群れをなして行動することが多く、標高1600メートルまでの低地と丘陵の林および隣接する森林に営巣します。
群れで行動しますが、営巣が終わると繁殖範囲外をさまようこともあります。
さまざまな種子、ナッツ、果物を食べるため、農作物に害鳥となることがあります。
メキシコシロガシラインコの雌雄の判断
外見は雌雄とも同じで判別できません。
成鳥は両方とも全体的に緑色で、下面は黄色と緑色です。
頭の白い部分の広さは個体差があるため、性別を示すものではありません。
メキシコシロガシラインコの性格・知能
理想的な大きさと気質で海外ではコンパニオンバードとして人気があります。
温和で馴れやすく扱いやすい性質です。
おしゃべりはあまり得意ではありませんがよくしゃべります。(無口な子もいます)
簡単な単語を話す子は多いようですが、長い文章をしゃべる子はあまりいないようです。
どちらかというと電子音などのモノマネのほうが上手です。
一般的にアケボノインコ属はお喋りは得意な方ではないです。
しかし、頭は大変良く、遊び心があり、陽気で可愛い姿を見せてくれます。
メキシコシロガシラインコの鳴き声
野生の個体は羽ばたきが速く、警戒心が強く、近づくと甲高い鳴き声を上げながら飛び去ります。
飛行中は「キーキーキーキー」といったような金切り声を上げます。
騒々しい金切り声、金属的な音節、突然の鳴き声、さえずり、喉のゴロゴロ音など、複雑な語彙を持っています。
メキシコシロガシラインコの寿命
平均寿命は25年ほどであるとされていますが、40年以上生きることもあります。
野生では事故や栄養不良により3年から10年しか生きられないこともよくあります。
メキシコシロガシラインコのケージ・適温
ケージは、翼を広げられる十分なスペースを確保する必要があります。
毎日放鳥して適切な運動をさせることはストレス発散にもなり、叫んだり、多動したりするなどの望ましくない行動の発生を減らすことができます。
理想的なケージは、金網で作られ翼幅の少なくとも 1.5 倍が望ましいです。
睡眠のためには、静かで暗い場所を12時間確保することが推奨されています。
ケージカバーを使用して、好ましい睡眠サイクルのために暗い環境を作り出してあげましょう。
丈夫な鳥ですが、寒い地域では保温したほうがよいでしょう。
本来、日本より暖かい国に生息している鳥です。
寒さに強いといっても、無理はしないほうがよいでしょう。
まとめ
一般にアケボノインコ属は優しい性格で、よくなつき、人に触られるのも好む飼いやすいインコです。
ただ、普段は静かですが、ときどきカン高い声を出して鳴くこともあるのが難点です。
小さいですが長寿なほうなので、お迎えを検討している方は覚悟を持って飼育してください。