名前 | 和名:白額無地鸚鵡(しろびたいむじおうむ) 英名:Goffin’s Cockatoo 学名:Cacatua goffini |
分類 | オウム目オウム科オウム属 |
原産地 | インドネシア |
分布 | インドネシアタニンバル諸島 |
サイズ | 36~39cm、250〜300g |
羽色 | 雌雄で違いはない 全身白色、くちばしの付け根はピンク色 |
食性 | 植物食性、種子、果実 |
寿命 | 30〜40年 |
価格 | 600,000円~800,000円 |
賢いいたずらっ子 シロビタイムジオウム【Cacatua】
シロビタイムジオウムの生態・分布
シロビタイムジオウムは、インドネシア北部のタンニバル諸島に生息する小型のオウムです。
主に地面上で小麦や大麦等の作物の種子を食べるため、オーストラリアでは害鳥とされています。
白いオウムの中では小さく、森林伐採と乱獲により、準絶滅危惧種に分類されています。
飼育下でも繁殖力が高い種です。
アカビタイムジオウムとよく似ており、昔は亜種として同種扱いされていましたが、別種です。
シロビタイムジオウムは1863 年にドイツの探検家オットー・フィンシュに発見されました。
名前は、フィンシュの友人であり、同年に 26 歳で亡くなったオランダ海軍中尉であったと思われるAndreas Leopold Goffinにちなんで名付けられました。
シロビタイムジオウムの雌雄の判断
性別は、オスは虹彩がほぼ黒、メスは赤褐色で簡単に見分けられます。
オスはメスより少し大きいです。
シロビタイムジオウムの性格
雛から人の手で育てられると、人間の話し方をまねることができますが、シロビタイムジオウムは一般的にあまり話し上手ではありません。
知能が高く物真似も上手で、見たり真似たりすることで学習します。
人がケージのドアを開けるのを観察して、くちばしで器用に掛け金を開け、ケージから数秒で脱出する方法を学習できます。
家具を破壊したり、コードをかじったりするので事故を引き起こす可能性があります。
毎日ケージから出して、羽を伸ばしたり飛んだりする時間を必要とします。
放鳥は必ずしてあげないと、退屈したりイライラしたりして、人や自分を噛んだりするような問題行動を起こすことがあります。
シロビタイムジオウムの鳴き声
鳴き声はオウムとしては静かなほうですが、それでもかなり鋭い金切り声で鳴くので防音対策は必要です。
シロビタイムジオウムの寿命
寿命は約30~40年です。
とても長命ですので、お迎えするにあたっては十分に検討するようにしてください。
シロビタイムジオウムのケージ
大型のインコ・オウムに共通して言えることですが、体の大きさに見合ったケージを用意してあげることが必要です。
羽を広げて余るくらいのサイズは最低限必要です。
なおかつ丈夫な素材のケージでなければ、強いクチバシであっというまに破壊されてしまいます。
まとめ
シロビタイムジオウムは、姿も可愛らしく、賢く、言葉も覚えます。
賢いがゆえに、いたずらをすることもありますが、そこもまた可愛いと思います。
雄叫びも多少はあるものの絶叫では無いので、日本でも飼いやすいオウムとしてオススメできます。