名前 | 和名:小青鸚哥(こせいいんこ) 英名:Plum-headed Parakeet 学名:Psittacula cianocephala |
分類 | オウム目インコ科ホンセイインコ属 |
原産地 | インド、パキスタン、スリランカ |
分布 | ヒマラヤ山脈の麓から南、スリランカ |
サイズ | 33~35cm、65~80g |
羽色 | 雌雄で色が違う 翼は緑色、首から腹部は黄緑色、肩羽に赤い斑点 |
食性 | 植物食性、種子、穀物、果物、花 |
寿命 | 10~20年 |
価格 | 40,000円~80,000円 |
温和で人懐こく飼い主にべったり コセイインコ【ホンセイインコ属】
コセイインコの生態・分布
コセイインコは、森林や開けた森林地帯に群生する鳥で、都市の庭園でも見られます。
ヒマラヤ山脈の麓から南、スリランカにかけて生息し、インド西部の乾燥地帯では見られません。
ペットとして飼われていたコセイインコが、逃走または放鳥によりニューヨーク 、フロリダ 、および中東の一部の場所で確認されています。
英名の「Plum-headed Parakeet」は、その名のとおりオスのプラムのような濃いピンク色の頭が由来となっています。
コセイインコにはノーマルカラー以外にも、色変わり種もありますが、非常に珍しく見かけるのはほとんどがノーマルカラーです。
さまざまな鳴き声を発する騒々しい種です。
飛ぶ速度は速く、素早く身をよじって頻繁に向きを変えたりして飛びます。
主に餌となる果物や花が入手できるかどうかを原動力として、局地的に群れで移動します。
インドでの繁殖期は12月から4月、スリランカでは7月から8月です。
くちばしをこすったり、餌を与えたりして求愛します。
つがいが木の幹に開けた穴に巣を作り、4~6個の白い卵を産みます。
メスは抱卵と摂食のみを担当しているようです。
コセイインコの雌雄の判断
コセイインコは雌雄で違いがはっきりしているため、性別判定は簡単です。
オスの頭部は果物のプラムのように濃いピンク色、対してメスの頭は鈍い青みがかった灰色です。
雛のうちは頭部も緑色で両方の下顎は黄色がかっていますが、生後一年くらいで色が変わってきます。
コセイインコの性格・形体
性格は温和で人懐っこく、飼い主にべったりの子が多いようです。
おしゃべりは上手で、自分の名前や短いフレーズなども話すことができます。
お喋りをするとき、点目になるという特徴があります。
人見知りをする子も多いみたいですが、元来人懐こい鳥さんなので慣れるまで根気よく付き合えば大丈夫です。
コセイインコの鳴き声
鳴き声は、そんなに大きいほうではないとは思いますが、金属的でかなり高音で鳴きます。
お迎えする前に鳴き声が気にならないか、確認しておくほうがよいでしょう。
コセイインコの寿命
寿命は10年から20年ほどと言われています。
飼育下では25年生きる個体もいます。
コセイインコのケージ・適温
コセイインコは、活発によく動き回るので翼を十分広げられるサイズのケージを用意してあげましょう。
物をかじって遊ぶのが大好きなので、かじって遊べるおもちゃも用意してあげましょう。
飼育の適温は23〜28℃です。
人が快適に過ごせる温度であれば特に気を遣わなくても大丈夫だと思いますが、幼鳥や老鳥にはエアコンやペットヒーターなどを使い保温が必要です。
まとめ
コセイインコは日本ではあまり飼育されていない珍しいインコですが、手に入らない鳥さんではありませんし、値段もそれほど高額ではありません。
サイズもそれほど大きくなく、人懐こくおしゃべりも上手でコンパニオンバードとして良いパートナーになってくれるでしょう。
甲高い鳴き声が気にならない人にはお勧めの鳥さんです。