名前 | 和名:黄頬帽子鸚哥(きほおぼうしいんこ) 英名:Red-lored Amazon 学名:Amazona autumnalis autumnalis |
分類 | オウム目インコ科ボウシインコ属 |
原産地 | 南アメリカ |
分布 | 南アメリカ |
サイズ | 32~35cm、310~480g |
羽色 | 雌雄で違いはない 頭部黄色、青色、体は緑色 |
食性 | 植物食性、種子、果実、花 |
寿命 | 40~50年 |
価格 | 200.000円~350.000円 |
社交的でフレンドリーな黄色い頬 キホオボウシインコ【Amazona】
キホオボウシインコの生態・分布
キホオボウシインコは、メキシコ東部から南、エクアドルに至るアメリカ大陸の熱帯地域に自生し、標高1,100メートルまでの湿った常緑樹林から半落葉樹林に生息しています。
コスタリカ以北の中米の太平洋側には存在しません。
もともとエルサルバドルにはいませんでしたが、おそらく飼育下から逃げ出したが放たれたペットが、1995年と1996年にサンサルバドル郊外で野生化したと思われます。
カリフォルニアのいくつかの都市にも野生化した個体群が確認されています。
つがい、または少数の群れを作って、果物や植物の種子・芽・花などを食べて生活しています。
体は主に鮮やかな緑色の羽で、額に明るい赤い斑点があり、翼には少し赤みがあり、頬に黄色やオレンジ色です。
キホオボウシインコの雌雄の判断
羽色から雌雄を判別することはできません。
成鳥では雌雄で虹彩の色が違うといい、オスはゴールド、または濃いオレンジ、メスは暗茶色です。
幼鳥は頬の黄色が少なく、額の赤みが少なく、虹彩が暗いです。
キホオボウシインコの性格・形体
ボウシインコ属は、緑色を基調としたずんぐりとした体形に、それぞれ特徴のある頭や翼の色をしています。
性格は南米出身らしく、明るく楽しい情熱的な「ラテン系」です。
また、人に慣れやすくおしゃべりが上手で古くからペットとして人気が高い鳥さんです。
アメリカ大陸では人気のある一般的なペットのオウムです。
ボウシインコたちは、大声で鳴き、時には噛みつくという傾向があります。
彼らの行動は、静かで好奇心旺盛なものから攻撃的なものまで多岐にわたりますが、これらはすべて幼鳥の頃の基本的な訓練によって変えることができます。
主に種子、果物、ナッツを好んで食べますが、アボカドやナスは彼らにとって有毒であり、死に至らしめることがあります。
人懐こく好奇心も旺盛で目立ちたがり、人の言葉や音を真似してしゃべることも得意です。
なつきやすい反面、マイペースで気が向いた時だけ甘えてくるような一面も持ち合わせています。
できれば毎日放鳥して手に乗せたり、話しかけたりして遊んであげましょう。
キホオボウシインコの鳴き声
鳴き声は大きく、興奮すると雄叫びをあげるのでかなりやかましいです。
あまりしつこく呼び鳴きをつづけることはありませんが、近所迷惑には違いないので、防音対策はしっかりやりましょう。
キホオボウシインコの寿命
寿命は約40~50年、飼育下では80年生きる個体もいます。
とても長命な種ですので、お迎えするにあたっては十分に検討するようにしてください。
キホオボウシインコのケージ・適温
ケージの大きさは、羽を広げても余裕のある大きさのものを用意してあげましょう。
遊ぶのが大好きなので、おもちゃも入れてあげましょう。
嘴の力が強いので頑丈なおもちゃを選ぶようにして、退屈しないように定期的に交換してあげましょう。
また、ボウシインコは頭が良いので、飼い主がケージの開けるのを見て開け方を覚えてしまうことがありますので脱走防止の対策も必要です。
寒さは苦手ですが、人間が快適に生活できる室温であれば問題ありません。
個体差や飼育環境によって適温も変わってくるため、様子を見ながら適宜調整しましょう。
アスペルギルス症などの細菌、ウイルス、真菌感染症にかかりやすいです。
ストレスや運動不足で、羽をむしるという自傷行為を起こしやすいので毎日遊んであげましょう。
まとめ
飼い主や他の鳥と一緒にいることが大好きで、家族の忠実な一員になります。
キホオボウシインコはとても上手な話し手で歌い手です。
ボウシインコたちは一般的に、人とのふれあいを好み、一緒に遊ぶことを楽しみます。
でも、40年以上の長いお付き合いになりますので、家族とも十分にご相談の上お迎えしてあげてください。