名前 | 和名:尾長緑鸚哥(おながみどりいんこ) 英名:Plain Parakeet 学名:Brotogeris tirica |
分類 | オウム目インコ科ブロトゲリス属 |
原産地 | ブラジル |
分布 | ブラジル東部アラゴアス州南部からサンタカタリーナ州、リオグランデ・ド・スル州 |
サイズ | 23~25cm、60~70 g |
羽色 | 雌雄で違いはない 鮮やかな緑色 |
食性 | 植物食性、花の蜜、花粉、果実、昆虫 |
寿命 | 7~15年 |
価格 | ***** |
つぶらな黒目が可愛らしい オナガミドリインコ【Brotogeris】
オナガミドリインコの生態・分布
オナガミドリインコは、ブラジル南部と東部の固有種であり、一般的よく見られる鳥です。
バイーア州南部からサンパウロ、西はミナスジェライス州南部、ゴイアス州南部まで分布しています。
これらは、かつて大西洋熱帯雨林に覆われていたブラジル南東部の地域に限定されているようです。
自然の生息地には、木々や低木のある開けた土地、低地の常緑樹林地帯、二次成長林、荒廃した元森林地帯、部分的に耕作された土地、森林、公園、都市部が含まれます。
標高 1,200 ~ 1,300 メートル (約 4,000 ~ 4,265 フィート) までの場所に生息しています。
湿気の多い森林地帯を好みますが、サンパウロなど都市部でも姿を見ることができます。
つがい、グループ、または小さな群れで暮らし、木や建物の間を飛んでいるのがよく見られます。
オナガミドリインコはその名のとおり長い尾を持ち、体長の半分が尾羽です。
他の派手なカラーのインコたちのように鮮やかな色ではなく、羽毛はほぼ全身が緑色です。
頭頂部、頬、下部分に少し黄色があり、肩と翼の下の羽はオリーブグリーンです。
風切羽と尾の下面は青緑色で、初列羽と外側の二次羽は緑色で縁取られています。
よく見ると綺麗な色ですよ。
オナガミドリインコの雌雄の判断
雌雄で外見の違いはなく、判別はできません。
オナガミドリインコの性格・形体
社交的、活動的、遊び心があり、枝に登るのが好きで、海外ではとても人気があります。
物まねは得意ではなく、お喋りはしないようです。
日中非常に活動的であるため、たくさんの運動が必要です。
自由に遊べるように、ケージにはおもちゃをたくさんいれてあげるとよいでしょう。
退屈を最小限に抑え、精神的刺激を与えるには、数日ごとにおもちゃを切り替えるのが良いでしょう。
1 日に 2 時間は自由に放鳥せてあげたいです。
リビングルームに止まり木やバードアスレチックなどを設置すれば、楽しい交流ができるでしょう。
オナガミドリインコの鳴き声
鳴き声も許容可能な音量で、集合住宅でも飼えるインコです。
鳴き声は、少し甲高く「チイチイ」といったような声です。
怯えたり怒ったりするときは大きな鳴き声になったり、「ギャギャ」と鳴きます。
飛行中の鳴き声は甲高い金切り声で、餌を食べたり休んだりしているときにも時折鳴きます。
オナガミドリインコの寿命
寿命は、野生では5~7年と言われていますが、飼育下では10~15年ほど生きるようです。
オナガミドリインコのケージ・適温
華奢で小さいサイズですが、野生で繁栄できるほど丈夫で健康なインコです。
十分なスペースと止まり木を用意してあげたいです。
乱雑に食べるので、柔らかい食べ物をケージの上に散らかします。
同じようなサイズの他の品種とも仲良くできるため、鳥小屋にも適しています。
まとめ
オナガミドリインコは長い尾羽に鮮やかな緑色の羽毛、つぶらな黒目がとても可愛らしい小鳥です。
海外ではとても人気があるようですが、私は日本のショップでみかけたことがありません。
日本にブリーダーがいるかも不明ですが、この鳥はサイズ、鳴き声、容姿など、ペットとしてとても優れた鳥さんですね。