名前 | 和名:阿亀鸚哥(おかめいんこ) 英名:Cockatiel 学名:Nymphicus hollandicus |
分類 | オウム目オウム科オカメインコ属 |
原産地 | オーストラリア |
分布 | オーストラリア内陸部 |
サイズ | 30cm、70~120g |
羽色 | 全18種、野生はノーマルのみ、雌雄で色・模様が違う種もある |
食性 | 穀食性、イネ科植物、種子、果実、昆虫など |
寿命 | 平均18年 |
価格 | 20,000円~50,000円 |
人気No.1!オウムの中では最小 オカメインコ【Nymphicus】
オカメインコの生態・分布
セキセイインコと並ぶ人気のオカメインコ。
オーストラリアに広く分布し、群生しています。
野生のオカメインコはノーマル(日本では「並オカメ」ともいう)のみですが、ペットとして飼育されているオカメインコの羽色は18種あります。
インコという名前ですが、オウム科の鳥です。
オウムの中では最小で尾羽は長いですがヒヨドリくらいの大きさです。
日本では、頬にあるオレンジ色のチークパッチ(斑点)から、オカメの面になぞらえオカメインコと名付けられました。
オレンジの頬が可愛らしいですが、実はあのオレンジ色の下には耳穴があります。
オカメインコの雌雄の判断
雌雄で微妙に色が違います。
ノーマルでは、雌の顔色は雛の頃と同じグレーのまま、チークパッチも雄の方が濃いです。
雛の頃はみんな尾羽に縞模様がありますが、雌は成鳥になっても尾羽の縞模様が消えません。
パールの雄は成鳥になるとパール模様が消え、老鳥になるとまたパール模様が現われます。
オカメインコは、雌雄や種類によって違いが多種多様です。
オカメインコの性格・形体
セキセイインコほどお喋りは得意ではありませんが、短い単語なら上手に話す個体もいます。
また、言語よりは電子音や口笛などを真似るほうが得意です。
男の子は口笛を真似て唄う子が多いです。
性格は、神経質でありながらおっとりさんでもあります。
大人しいとよく言われますが、気まぐれだったり怒りんぼうだったり、気が強い子も多い気がします。
ですが、総じて好奇心旺盛で遊び好きです。女の子は甘えん坊で抱っこが好きな子が多いです。
カキカキも大好きです。男の子のほうが人気ですが、女子も可愛いですよ!
オカメインコは羽元から脂粉と呼ばれる粉がたくさん出ます。
そのため喘息持ちや気管支系に問題がある人は、飼育をオススメできません。
オカメインコの鳴き声
声はそこそこ大きいです。
視覚障碍者用信号の「ピヨピヨ」のほうに似た鳴き声です。
寂しがりなので鳴き叫んで飼い主を呼ぶことも多く、しつこく呼び鳴きされるとかなりうるさいです。
できれば独りぼっちではなく、複数で飼ってあげるのが望ましいのかもしれません。
オカメインコの寿命
寿命は野生で10~15年、飼育下では諸説ありますが平均寿命は18歳と言われています。
ギネスに登録されてるオカメインコの最高年齢は32歳、非公式の記録だと35歳とのことです。
オカメインコのケージ・適温
飼育温度は25~30度が適正と言われていますが、うちの子は15度くらいでも元気に飛び回っていますので、健康な成鳥であれば人が普通に過ごせる温度なら平気なのではないかと考えます。
とはいえ、ずっと寒いのは良くないと思うので、冬のヒーターは必須です。
オカメパニック
繊細なオカメインコは、俗に「オカメパニック」と呼ばれる状況に陥ることがあります。
突然の大きな音や見知らぬ動物、稲妻や地震など、驚いたときにパニックを起こします。
英語ではNight Frights(夜の恐怖)と呼ばれているように、夜中に突然ケージの中で狂ったようにバタバタすることもあります。
狭いケージの中も危険ですが、放鳥中のパニックも危険です。
周りを見る余裕がない状態になっているので家具に激突して命を落とすこともあります。
パニックに陥ってしまったオカメインコに大声で呼びかけるのは逆効果です。
静かな声で呼びかけ落ち着かせるようにしましょう。
完全に予防するのは難しいですが、静かにしすぎない、真っ暗にしないなど、驚く状況になりにくい環境を心掛けてあげたいですね。
まとめ
愛らしい姿で愛嬌たっぷりのオカメインコさん、パニック起こしてしまう繊細なガラスのハートもオカメインコ好きにはたまりませんね。