名前 | 和名:大芭旦(おおばたん)※別名トキサカオウム 英名:Molucan Cockatoo 学名:Cacatua molucensis |
分類 | オウム目オウム科オウム属 |
原産地 | インドネシア |
分布 | インドネシアアンボン島、セラム島 |
サイズ | 40~50cm、800~900g |
羽色 | 雌雄の違いはない 全身白~サーモンピンク色、翼下と尾羽下面黄色 |
食性 | 雑食性、種子、果実、昆虫 |
寿命 | 40〜70年 |
価格 | 700,000円~1,200,000円 |
ほんのりピンクの白いオウム オオバタン【Cacatua】
オオバタンの生態・分布
オオバタンはインドネシア固有のオウムで、絶滅危惧種に指定されています。
トキサカオウムとも呼ばれ、熱帯の森で群れを作って生息しています。
野生のオオバタンは、熱帯雨林で小さな群れを作って生活し、昼間に行動します。
黒くて頑丈なくちばしは硬いヤシの実をかみ砕くこともできるほど強く、果実や種子、昆虫等を食べて暮らしています。
オオバタンの雌雄の判断
オオバタンの性別は、目の色で判別することができます。
オスの目は黒色であるのに対し、メスの目は茶色または赤目です。
メスのほうがオスより少し大きくなります。
オオバタンの性格・形体
性格はおだやかで人によくなれます。
人懐っこく、陽気で愛嬌があり、とてもよい相棒になってくれる鳥さんです。
インコ・オウムにありがちな寂しがり屋で甘えん坊な一面も持ちあわせています。
かまってちゃんなので、ケージに入れっぱなしにするととストレスがたまり問題行動を起こしがちです。
飼い主さんとの関わりが欠かせない甘えん坊なので、ケージに閉じ込めておくことはできません。
飼い主にかまってもらえないと大声で鳴いたり、大きな音を立てて気を引こうとしたりするので、騒音対策は十分にを気にする必要があります。
知能は高く、言葉も覚え、ケージから出すと飼い主さんの後を歩いて追いかけてきたり、体を撫でてほしくてすり寄ってきたりします
個体差があるので無口な子もいます。
オオバタンの鳴き声
鳴き声も体に比例して非常に大きく、住宅密集地ではもはや騒音です。
山の中の一軒家ならよいですが、住宅密集地では防音対策は必須です。
ストレスをためさせないためにも、毎日放鳥して遊んであげましょう。
ストレスから羽毛を抜いたりするなどの問題行動を起こす場合もあります。
オオバタンにとって、ケージに閉じ込められることや寂しいと感じることは、耐えられないことなのです。
オオバタンの寿命
寿命は、野生で20年~40年、飼育下では50年~70年も生きるといわれています。
大型インコは非常に長命です。
お迎えの際は、世代を超えてお世話していく前提で考えたほうが良いでしょう。
オオバタンのケージ・適温
大型のインコ・オウムに共通して言えることですが、体の大きさに見合ったケージを用意してあげることが必要です。
羽を広げて余るくらいのサイズは最低限必要です。
なおかつ丈夫な素材のケージでなければ、強いクチバシであっというまに破壊されてしまいます。
まとめ
オオバタンは知能が高く、人懐っこく、とても愛嬌があり魅力的です。
決して飼いやすいとは言えないかもしれませんが、人生を共にするにはとても魅力的な鳥さんといえるでしょう。