名前 | 和名:秋草鸚哥(あきくさいんこ) 英名:Bourke’s Parrot 学名:Neopsephotus bourkii |
分類 | オウム目インコ科アキクサインコ属 |
原産地 | オーストラリア |
分布 | オーストラリア |
サイズ | 約19cm、約50g |
羽色 | からーにより雌雄で色が違う インコでほぼ全身ピンクなのはルビノーのみ |
食性 | 穀食性、種子、果実、昆虫など |
寿命 | 8~15年 |
価格 | 20,000円~50,000円 |
数少ないピンク色のインコ アキクサインコ【Neopsephotus】
アキクサインコの生態・分布
アキクサインコはオーストラリアの内陸部に分布し小さな群れで生活しているインコです。
インコにしては珍しく、夕方や明け方の薄暗い時間に水辺にやってくるので「Night Parrot」とも呼ばれています。
数少ないピンク色のインコの中では最小で、可愛らしい顔立ちに大きな瞳が魅力的です。
雛から育てても、オカメインコのようなべた慣れになることありません。
ベタベタ甘えてくることはなく、一定の距離を保つ控えめな慣れ方は、インコは好きだけどしつこいかまってちゃんは苦手という人に人気があります。
原種のノーマルの羽色は、全体的にくすんだ黒で、腹が淡いピンク、内側に青い部分もあります。
最近では品種改良が行われ、原種のノーマルから様々な羽色の色変わりが生まれています。
小型のインコでほぼ全身ピンクなのはアキクサインコのルビノーのみ。
ルビノーやルチノーといったピンク色がより強調された品種は、非常に人気があります。
アキクサインコの原種ノーマルの販売数は少なく、色変わりの個体が大半です。
やや黒色の羽があるローズなどは20,000円くらいから販売されています。
人気が高いルビノーなどはローズよりも価格が高く、20,000円~50,000円程です。
アキクサインコの雌雄の判断
雌雄の判別は、雄が雌よりも鮮やかな体色で、雌は額に青味がなく、胸部のグレー色が強くでます。
また、雌のほうが雄よりやや小柄で、くちばしと頭部が小さいです。
このような特徴で見分けることができますが、カラーによっては判別がつかないことも多々あります。
アキクサインコの性格・知能
アキクサインコはお喋りがそれほど得意ではありませんが、全く喋れないわけではなく、おしゃべりする個体もいます。
ただ、そのお喋りは聞き取りにくくて、お喋り上手な他のインコたちにはかないません。
アキクサインコの鳴き声
鳴き声の大きさは、インコの中でも小さく、とても可憐で美しい鳴き声で鳴きます。
呼び鳴きするときは通常の鳴き声よりも大きい声で鳴きますが、それでも中型サイズの他のインコとは比べ物にならないくらいかなり小さい声です。そういうとこも愛らしいですよね。
集合住宅などでも飼いやすい種類のインコといえます。
アキクサインコの寿命
寿命は8~15年と言われています。
アキクサインコのケージ・適温
アキクサインコは、暑さに強く寒さが苦手です。
健康な成鳥では、20度~26度ほどを目安に温度を調整しましょう。
まとめ
アキクサインコは穏やかで優しい性格の個体が多いです。
構ってほしくて大騒ぎすることもありませんし、声も小さめです。
控えめで静かなイメージですが、冬になるとストーブの前で羽を大きく広げて暖をとります。
その姿は「アキクサ扇」と呼ばれたいへんキュートな姿です。
ピンクの天使を迎えてみませんか?