名前 | 和名:茶喉鸚哥(ちゃのどいんこ) 英名:Brown-throated Parakeet 学名:Eupsittula pertinax |
分類 | オウム目インコ科エウシッツラ属 |
原産地 | 南アメリカ |
分布 | コスタリカ、パナマ、南アメリカ本土北部、南アメリカ海岸沖の島々 |
サイズ | 23~28cm、80~100g |
羽色 | 雌雄で違いはない 体は緑色、胸部が茶色、腹部は淡い緑色/黄色、 |
食性 | 雑食性、種子、果物、木の実、花、葉、昆虫 |
寿命 | 10~15年 |
価格 | 30,000円~50,000円 |
フレンドリーでちょっとお間抜け チャノドインコ(サントメインコ)【コニュア】
チャノドインコの生態・分布
チャノドインコは、別名をチャノドメキシコインコ、またはサントメインコとも呼ばれる、コガネメキシコインコやナナイロメキシコインコと同じ南米出身のクサビオインコ属のインコです。
チャノドインコは10種類以上の亜種がいるといわれていますが、見分けは困難です。
コスタリカ、パナマ、南アメリカ本土北部、南アメリカ海岸沖の島々で見られます。
本土の一部の個体群は季節ごとに移動しますが、その他の個体群は食料を入手するために遊牧します。
つがいまたは小さな群れで行動し、一緒に餌を食べます。
群れが餌を食べている間、数羽の鳥が危険を警戒し、捕食者を発見すると群れの他のメンバーに警告します。
他のインコと同様、枝の樹皮をはがすのが趣味で、数が多いと木を傷つけることがよくあります。
顔、顎が黄色で、頭頂部、うなじ、上部は緑色、胸はくすんだオリーブ色で、腹は草のような緑色で、中央にオレンジ色の斑点があります。
翼と尾羽は大部分が緑色で、風切羽の縁と先端が鈍い青色になっています。
幼鳥には黄色がほとんどありません。
喉または喉の近くに茶色がかった羽色があることから和名の「茶喉鸚哥」の名が付けられました。
この種は重大な作物害鳥であり、特にコロンビアとベネズエラのトウモロコシ畑やその他の農作物、アンティル諸島の果樹園で被害が発生しています。
サボテンを食べる姿も観察されています。
チャノドインコの雌雄の判断
雌雄で外見の違いはありません。
性別鑑定をしない限り、判別は難しいでしょう。
チャノドインコの性格・知能
コニュア共通で、活発で陽気な性格です。
おっとりとして優しい性格の印象ですが、積極的な面ももっています。
一回り大きいコガネメキシコインコなどにも立ち向かい、自分たちの居場所や食事を確保します。
陽気で遊び好き、人にもベタ慣れになりますが、おしゃべりは不得意です。
よく社交化され、毎日触れ合ってあげれば、非常に愛情深いペットになります。
人懐こい種ですが、複数の人と絆を結ぶよりも、家族を優先する傾向があります。
鳴かれると非常に騒々しく、破壊的な行動をすることもあります。
退屈させないようにたくさんのおもちゃを用意してあげましょう。
丈夫な種で、繁殖も非常に簡単です。
チャノドインコの鳴き声
メキシコインコよりも声は小さめではありますが、それでもチャノドインコは非常に声が大きいです。
飛行中のノドグロインコは、「カタカタ、カタカタ、…カタカタ」と頻繁に繰り返される甲高い鳴き声を発します。
止まり木にとまると、「チア、チーエディット」というような声で鳴き、2番目の音が長くなってから突然終わります。
休んでいるときもおしゃべりをします。
チャノドインコの寿命
野生では最長10年ほどの寿命ですが、飼育下では25年生きるといわれています。
飼育下の個体は肥満になることも多く、そうなると寿命が大幅に短くなる可能性があります。
チャノドインコのケージ・適温
活発でエネルギーが豊富な鳥なので、大きめのケージと、運動に十分なスペースを用意してあげましょう。
小柄な体格ではありますが、驚くほど健康で、順応性と耐久性があります。
人が快適に暮らせる温度であれば問題ありませんが、元来暖かい地域の鳥ですので、基本的に寒さは苦手と思ってあげた方がよいでしょう。
まとめ
キュートなルックスとフレンドリーでちょっと間抜けな仕草は、いつもあなたを楽しませたり、笑顔にさせたりしてくれます。
非常に社交的な鳥であるため、飼い主と強い絆を求めるので、たくさんの遊びや交流を必要とします。
丈夫での手間がかからない鳥なので、フレンドリーで愛情深いペットのオウムを探している人にとって良いパートナーとなってくれることでしょう。