名前 | 和名:霜降鸚哥(しもふりいんこ) 英名:Dusky-headed Conure 学名:Aratinga weddellii |
分類 | オウム目オウム科クサビオインコ属 |
原産地 | 南アメリカ |
分布 | 南アメリカ・アマゾン流域 |
サイズ | 25~30cm、100~130g |
羽色 | 雌雄で違いはない 頭部から顔はグレー、体全体は緑色、脚部付近は黄色、風切羽は青色 |
食性 | 雑食性、種子、果実、花、昆虫、粘土 |
寿命 | 35~40年 |
価格 | 60,000円~150,000円 |
愛情深く穏やかで平和な鳥 シモフリインコ【コニュア】
シモフリインコの生態・分布
シモフリインコは、南アメリカの西アマゾン流域の樹木が茂った地で生息する、小さな緑色のオウムです。(インコという名前ですがオウム科の鳥です)
生息域は、コロンビア南東部から南、エクアドル東部、ペルー東部、ブラジルのアマゾン南西部を経て、ボリビア中央部にまで及びます。
通常はペアまたは小さなグループを形成し、異なる種類のコニュアと群れることもあります。
餌が豊富な場合には、最大100匹の群れを形成することもあります。
体の羽色は緑色で、頭は灰褐色、尾は青から濃い灰色で、下から見ると主に青色の美しい尾羽をしています。
一見すると少し地味ですが、羽を広げた時のグラデーションはとても綺麗です。
色変わりで、ブルーとルチノーが存在しますが、かなりレアであまり見かけません。
コガネメキシコインコよりわずかに小さく、くちばしと目の近くにコンゴウインコに似た皮膚があるため、ミニコンゴウインコと呼ばれることもあります。
シモフリインコの雌雄の判断
雌雄で外見の違いはなく、見た目では性別を判定できません。
シモフリインコの性格・知能
シモフリインコは、コガネメキシコインコなどのコニュアの中では、おとなしい個体が多いですが、コニュアらしく活発で陽気で遊び好きという性格は共通です。
おしゃべりはあまり得意ではありませんが、全く喋らないわけではなく、簡単な単語や電子音などを話す個体もいます。
大人しい性格の子が多いですが、人懐こく積極的に寄って来てくれるのでとても可愛いです。
一人遊びも上手にできますので、おもちゃを買ってあげるとコミカルで可愛い仕草を見せてくれます。
シモフリインコの鳴き声
他のコニュア種に比べれば少し静かではありますが、やはり鳴き声は大きく、特に呼び鳴きは甲高い声で鳴きます。
集合住宅などでは防音対策をしたほうがよいでしょう。
シモフリインコの寿命
小さいサイズにもかかわらず、シモフリインコはとても丈夫で長命です。
ほとんどの一般的な条件によく適応し、あまりトラブルを起こすことなく40年の寿命に達します。
シモフリインコのケージ・適温
一般的なケージで大丈夫ですが、活発な鳥なので健康維持のためにも、ストレス発散のためにも、自由に飛び回れるように毎日放鳥してあげましょう。
おもちゃで遊ぶのも大好きなのでケージの中に準備してあげて、定期的にいろんなおもちゃに交換してあげましょう。
丈夫なので、人間が快適に生活できる室温であれば、問題ありません。
個体差や飼育環境によって適温も変わってくるため、様子を見ながら適宜調整をしてあげましょう。
まとめ
シモフリインコは穏やかで平和な鳥さんです。
他のコニュアたちほど派手ではありませんが、その落ち着いた羽色はとても美しいです。
すべてのコニュアは小さなピエロであり、陽気でいつもおどけていて、一人で遊んだり、飼い主と一緒に楽しんだりすることも得意です。
飼い主が大好きなので、抱きしめたくなるような愛情深い一面を見せてくれます。
たくさん愛をくれる鳥さんなので、たくさん愛を返してあげたいですね。
この小さな鳥は、楽しくて愛情深く、長生きのコンパニオンバードを望む人にとって素晴らしい相棒になってくれるでしょう。