名前 | 和名:赤額無地鸚鵡(あかびたいむじおうむ) 英名:Little Corella 学名:Cacatua sanguinea |
分類 | オウム目オウム科オウム属 |
原産地 | オーストラリア |
分布 | オーストラリア、ニューギニア南部 |
サイズ | 36~39cm、350〜550g |
羽色 | 雌雄で違いはない 目頭の辺りが赤、その他の部分は白(無地) |
食性 | 植物食性、種子、果実 |
寿命 | 35〜40年 |
価格 | 300,000円~500,000円 |
滑舌よくペラペラしゃべる アカビタイムジオウム【Cacatua】
アカビタイムジオウムの生態・分布
アカビタイムジオウムは、オーストラリアとニューギニア南部に自生する白色のオウムで、しばしばモモイロインコも交えて数千匹で群生しています。
主に地面上で小麦や大麦等の作物の種子を食べるため、オーストラリアでは害鳥とされています。
シロビタイムジオウムとよく似ており、昔は亜種として同種扱いされていましたが、別種です。
目の周りの裸部は成鳥になるにつれ、紫がかってハッキリと目立つようになってきます。
それが可愛いくないと言う人も多いですが、付き合っていくうちにだんだん愛嬌を感じるようになってくるといいます。
アカビタイムジオウムの雌雄の判断
外見はほぼ同じです。
性別は、羽色や体格では見分けられませんが目の色で見分けることができます。
オスは虹彩がほぼ黒、メスは赤褐色で簡単に見分けられます。
アカビタイムジオウムの性格・知能
アカビタイムジオウムは、知能の高いオウムだと言われています。
物真似も上手で、オウム類では珍しく滑舌よくしゃべることができます。
教えなくても勝手に覚えてペラペラ喋ります。
しかし頭がいい分、退屈もしますので頭を使う遊びをさせたほうがよいです。
幼児用の簡単な知育玩具などもいいかもしれません。
芸もよく覚えるので、様々な芸を教えて一緒に楽しむもの良いと思います。
賢いだけでなく、性格も人懐っこく、人見知りもせず遊びに誘ってきます。
撫でられるのも大好きなで、甘えた声でカキカキを催促してくる姿はとても可愛いです。
しかしよく馴れると言っても、他のオウムのように甘えてベタベタという感じではありません。
アカビタイムジオウムの鳴き声
鳴き声は体が大きいぶん当然大きいですが、他のオウムと比べれば比較的に小さめで、鳴き方もキバタンのように甲高い雄叫びではなくて、「フーッ」という声を出します。
朝夕の雄叫びもしないので、他の大型オウム程大掛かりな防音対策をしなくても大丈夫です。
しかし、いくら声が小さい方とはいえ個体差がありますので、よく鳴く個体もいます。
アカビタイムジオウムの寿命
寿命は35〜40年と、とても長生きです。
お迎えするにあたっては十分に検討するようにしてください。
アカビタイムジオウムのケージ・適温
大型のインコ・オウムに共通して言えることですが、体の大きさに見合ったケージを用意してあげることが必要です。
羽を広げて余るくらいのサイズは最低限必要です。
なおかつ丈夫な素材のケージでなければ、強いクチバシであっというまに破壊されてしまいます。
体は丈夫なので過度な保温は必要ありませんが、15度を下回るようならヒーターをつけてあげたほうが良いでしょう。
まとめ
アカビタイムジオウムは、独特な風貌をしていますが、賢くて、愛らしいオウムです。
大型オウムの中では飼いやすい種ですので一緒に暮らしてみたら楽しいと思います。