| 名前 | 和名：茶頭翼長鸚哥（ちゃがしらはねながいんこ） 英名：Brown-headed Parrot 学名：Poicepolus cryptoxanthus |
| 分類 | オウム目インコ科ハナネガインコ属 |
| 原産地 | 南アフリカ東部 |
| 分布 | アフリカ南東部、南アフリカの一部 |
| サイズ | 20～25cm、110～130g |
| 羽色 | 雌雄で違いはない ほとんど緑色、胸部、腹部、尾翼の下は淡い緑色、茶色の頭部 |
| 食性 | 植物食性、種子、果実、木の実、花 |
| 寿命 | 25～30年 |
| 価格 | 300,000円～500,000円 |
穏やかで静かな性格 チャガシラハネナガインコ【Poicepolus】
チャガシラハネナガインコの生態・分布
チャガシラハネナガインコは、アフリカ南東部、南アフリカの一部、ケニア、ズールーランド、モザンビーク、タンザニア、ジンバブエ、マリ、ザンジバル島とペンバ島などに分布しています。
ペアまたは小さなグループを形成し、大きくて高い木を好んで営巣します。
通常は高いところに留まっていて、緑色の体色はうまくカモフラージュされており、木から木へと飛んでいないときはめったに見つけられません。
サバンナや乾燥した森林地帯のほとんどすべての森林で見られます。
バオバブの木を好み、お気に入りの餌場では、最大50羽の群れが集まることもあります。
さまざまな種子、ナッツ、ベリー、花、果物、花蜜を食べます。
また、キビやトウモロコシ畑を荒らすこともあり、地域によっては農業害鳥とみなされることもあります。
灰褐色の頭とうなじ（首の後ろ）を除いて、ほとんどが緑色で、背中の上部では緑色に変わります。
腰部、胸部、腹部、尾翼の下は淡い緑色で、一部の鳥ではかすかな青色の斑点があります。
翼の下に明るい黄色の模様があり、飛んでいるときにのみ見えます。
これらの模様は、太ももが体と結合する一部の鳥でも見られることがあります。初列の外側のウェブ（最も長い翼の羽）は青色です。尾の上面はオリーブブラウンで、縁取りと先端は緑色です。下側はグレーです。
成鳥は灰色がかった黄色の目と灰色の眼輪を持っています。
幼鳥は茶色の目をしています。
チャガシラハネナガインコの雌雄の判断
雌雄で違いはなく、外見から性別は変別できません。
チャガシラハネナガインコの性格・形体
非常に優しい気質を持っており、静かな鳥で、海外でもとても人気があり、繁殖もよくされています。
比較的小さく、優しい気質を持っており、他のインコたちよりも静かなので、集合住宅に住む人にとっても良い選択となります。
エネルギッシュで社交的で、一般に非常に愛情深いですが、飼い主に執着するようなタイプではありません。
2〜3歳くらいになると、より自立する傾向があります。
成熟したオスは繁殖期に攻撃性を示すことがあります。
トリックを学ぶこともでき、よく社交化されていれば、遊ぶことを楽しむ姿はとても可愛らしいです。
成鳥は不慣れな環境にあまりうまく適応できません。
雛～若鳥のうちから飼ったほうがよく慣れるでしょう。
チャガシラハネナガインコの鳴き声
フレンドリーで穏やかな性格のおかげで、他のオウム種のように大声を出して自分の気持ちを表現することがありません。
多少の鳴き声は出しますが、集合住宅で飼う鳥として適していると言えるほど静かな傾向にあります。
チャガシラハネナガインコの寿命
適切にお世話をすれば、30年まで生きることができます。
しかし、野生での寿命は15年から20年ほどと言われています。
チャガシラハネナガインコのケージ・適温
活動的なので、できるだけ大きなケージを用意してあげたいです。
ケージの中でも移動できるように、少なくとも 2つの止まり木を取り付けてあげたいです。
天気の良い日には、日光と新鮮な空気を提供してあげられれば理想的です。
ケージの中でも外でも楽しめるおもちゃをたくさん与えてあげましょう。
毎日の放鳥も運動とストレス発散のために必要です。
一般的に好むおもちゃの種類は、噛みたいという欲求を満たすための木のブロックや無毒な木の枝などが望ましいです。
まとめ
遊び心のある性格を持つ、小さくてずんぐりとしたとても可愛らしい緑色の鳥さんです。
丈夫で穏やかな性質と、あまり大きな声で鳴かないので集合住宅でも飼いやすいでしょう。
ただ、最近はショップなどであまり見かけません。
