名前 | 和名:牡丹鸚哥(ぼたんいんこ) 英名:Nyasa Lovebird 学名:Agapornis lilianae |
分類 | オウム目インコ科ボタンインコ属 |
原産地 | アフリカ大陸 |
分布 | アフリカ南部のタンザニア、東部ザンビア、北西部モザンビーク、北部ローデシアなど |
サイズ | 体長13~15cm、体重35~50g |
羽色 | 4種類、雌雄での違いはない |
食性 | 穀食性、植物の種子 |
寿命 | 10年~15年 |
価格 | 10,000円~30,000円 |
夫婦仲が良くとても愛情深い ボタンインコ【Lovebird】
ボタンインコの生態・分布
ボタンインコの英名はラブバード。
その名の由来は夫婦仲が非常に良く、とても愛情深いからです。
しかし、相性の合わない相手には執拗に攻撃を加える場合もあります。
一羽で飼うとその愛情は飼主に向くため、とても馴れやすい鳥です。
同じくラブバードと呼ばれるコザクラインコよりもボタンインコのほうが愛情深いと言われています。
原種は、ボタンインコ(学名:Agapornis lilianae、英名:Nyasa Lovebird)で、
クロボタンインコ(学名:Agapornis nigrigenis、英名:Black-cheeked lovebird)
キエリクロボタンインコ(学名:Agapornis personata、英名:Masked lovebird)
ルリコシボタンインコ(学名:Agapornis fischeri、英名:Fischer’s lovebird)
の4種類があり他は色変わりや雑種です。
ボタンインコ・クロボタンインコは、現在ではその個体数はかなり減少しておりペットとして流通することはほとんどありません。
IUCN(国際自然保護連合)では準絶滅危惧種に指定されています。
またキエリクロボタンインコやルリコシボタンインコであっても純粋な原種はをとても少なくなっています。
雑種化が進んでいますが、どの色の雑種も総じて「ボタンインコ」と呼んで流通しています。
ボタンインコの雌雄の判断
雄の方が雌よりクチバシが大きく、雄の頭頂部は丸く、雌は扁平であると言われますが、雌雄での色の違いはなく、性別の判断は難しいです。
正直、交尾の姿勢でもとらない限り私は判別できません。
ボタンインコの性格・形体
小さくて丸いフォルムが愛らしいボタンインコですが、見た目に反して噛む力はとても強いです。
本気で噛まれると流血します。
信頼する飼い主を強く噛むことは滅多にありませんが、ボタンインコには「ダッシュ噛み」と呼ばれる行動があり、縄張りを犯した時などいきなり凄い勢いで飛びかかって噛んで来ることがあります。
神経質な面があるので、ストレスから毛引症を発症する個体が多いです。
毛引き症は癖になると完治が難しいので、早目の対策が望まれます。
毛引くこと自体が癖になることもあるので普段からストレスとなる要因を取り除くようにしてあげたいです。
人の言葉を真似るのはあまり得意ではありませんが、聞きづらいながらも喋る個体もいます。
ボタンインコの鳴き声
小さな体ですが鳴き声はとても大きく甲高いので、集合住宅などでは防音対策しないと苦情がくるかもしれません。
ボタンインコの寿命
寿命は10年ほどです。
ストレスを与えないなど飼育環境や健康管理に気を付ければ15年生きることも珍しくなく、20~25年生きた個体もいるそうです。
ボタンインコのケージ・適温
飼育温度は、暖かい地域の鳥なので寒さには強くありませんが、健康な成鳥なら15度~30度の範囲であれば大丈夫そうです。
幼鳥、老鳥、病気のときは30度くらいに温めてあげましょう。
まとめ
愛情深くて甘えん坊な反面、独占欲が強くワガママでヤキモチ焼きな面もあります。
放っておかれると大声で鳴き叫んだり、家具や電気コードをかじるなどの問題行動を起こすので、たっぷりと時間をとって一対一で遊んであげられる方にオススメです。
愛情深いラブバードと相思相愛感を楽しむの素敵ですね。