名前 | 和名:漣鸚哥(さざなみいんこ) 英名:Barred Parakeet 学名:Bolborhynchus lineola |
分類 | オウム目インコ科サザナミインコ属 |
原産地 | 南アメリカ |
分布 | 南アメリカ |
サイズ | 16cm、40-60g |
羽色 | 雌雄での違いはない 品種改良によって色変わりが多数存在する |
食性 | 草食性、果実、野菜など |
寿命 | 約10年 |
価格 | 15,000円~30,000円 |
羽にさざ波のような模様 サザナミインコ【Bolborhynchus】
サザナミインコの生態・分布
サザナミインコは、羽にさざ波のような模様があることから名付けられました。
尾羽が短くずんぐりとした体格はラブバードたちのようですが、ラブバードのような激しい愛情表現はありません。
インコの中ではおとなしくて、行動もゆったりめ、鳴き声も比較的小さいです。
野生では柔らかい果実などを主に食べているようです。
そのため、サザナミインコの胃は硬い穀物をすり潰す能力が他のインコ類より弱いです。
一般的に販売されているシードはサザナミインコには硬いので、消化しきれずに粒のまま排泄されたり、最悪の場合腸閉塞を起こすこともあります。
餌は専用のペレットを与えるのがよいでしょう。
原種は鮮やかなグリーンで、ノーマルグリーンと呼ばれます。
近年ではカラーバリエーションが豊富でブルー系やイエロー系などさまざまなカラーが登場しています。
価格は15,000円~30,000円程度で、珍しいカラーほど値段は高く50,000~70,000円で取引されることも珍しくありません。
サザナミインコの雌雄の判断
サザナミインコの性別を見た目で判断するのは難しいです。
中央尾羽の模様で見分けるのですが、ルチノー、クリームなどは模様がなく見分けられません。
サザナミインコの性格・形体
小型のインコには珍しく、エサを食べるとき片足で食べ物を器用につかんで食べる姿が見られます。
固いペレットを水に浸して柔らかくして食べたりもするそうです。賢いですね。
飛ぶより歩くことも多く、飼い主を折って歩いてきたりする姿はとても可愛いです。
部屋で遊ぼせてもほとんど飛ばず歩き回っているので、踏まないように足元に気をつけましょう。
鳴き声は小さく、おしゃべりもセキセイインコほどではないですが上手に話します。
サザナミインコの鳴き声
普段の鳴き声は小さくて静かなイメージですが、呼び鳴きを始めるとかなりの大音量です。
しかしそんなに頻繁に呼び鳴きをすることはありませんので、全体的に静かな鳥といえるでしょう。
サザナミインコの寿命
寿命は10年ほどですが、15年生きる個体もあります。
個体差や栄養・運動といった飼育環境なども大いに関係ありそうです。
サザナミインコのケージ・適温
飛び回れるような大きなケージは必要ありません。
セキセイインコのような鳥かごで飼育できます。
サザナミインコの飼育適温は10~25度で、湿度は高めの60%くらいが好みです。
寒さには強く、暑さと日光には弱いので夏場は涼しい室内で飼育しましょう。
水浴びが好きで一年中水浴びをします。
まとめ
サザナミインコは、見た目と違って他のインコたちと違うことが多い鳥さんです。
飛ばずに歩いたり、寒いのが平気だったり、シードが苦手だったり。
でも、人懐っこくてお喋りも上手、そして静かな子です。
きっと楽しいパートナーになってくれるでしょう。