名前 | 和名:小巴旦(こばたん)※コハクインコ 英名:Yellow-crested Cockatoo 学名:Cacatua sulphurea |
分類 | オウム目オウム科オウム属 |
原産地 | インドネシアのスラウェシ島 |
分布 | インドネシア、東ティモール、香港 |
サイズ | 30~33cm、330~340g |
羽色 | 雌雄の違いはない 全身白色、冠毛は鮮やかな黄色 |
食性 | 草食性、種子、果実、花 |
寿命 | 30〜40年 |
価格 | 300,000円~500,000円 |
最も西に分布するオウム コバタン【Cacatu】
コバタンの生態・分布
コバタンは、白い羽に鮮やかな黄色い冠羽が特徴的な美しいオウムです。
キバタンより一回りほど小さい白色オウムで全長約30センチほどの大きさです。
野生下で山地の明るい森や林などにペアまたは10羽以下の小規模な群れで生活しています。
オウム属内では、最も西に分布しています。
コバタンは生息数が減少傾向にあり絶滅が危惧されています。
生息地の開発による環境汚染や愛玩動物として乱獲されたことが減少の理由と考えられています。
コバタンの雌雄の判断
コバタンの性別は、目の色で判別することができます。
オスの目は黒色であるのに対し、メスの目は茶色または赤目です。
また、オスよりメスの方が少し大きいと言われています。
コバタンの性格・知能
好奇心旺盛で、遊ぶことが大好きです。
人懐っこく、陽気で愛嬌があり、ペットとしてとても人気がある鳥さんです。
インコやオウムにありがちな寂しがり屋で甘えん坊な一面も持ちあわせています。
かまってちゃんなので、ケージに入れっぱなしにするととストレスがたまり問題行動を起こしがちです。
知能は高く、言葉もよく覚え、バンザイなどの芸も教えればできるようになります。
女の子も上手に喋ります。個体差があるので無口な子もいます。
コバタンの鳴き声
鳴き声はキバタンに比べると、やや小さいですが騒音レベルのやかましさには違いはありません。
山の中の一軒家ならよいですが、住宅密集地では防音対策は必須です。
コバタンの寿命
寿命は、野生で20年~40年、飼育下では50年~60年も生きるといわれています。
お迎えの際は、世代を超えてお世話していく前提で考えたほうが良いでしょう。
コバタンのケージ・適温
インコ・オウムに共通して言えることですが、体の大きさに見合ったケージを用意してあげることが必要です。
羽を広げて余るくらいのサイズは最低限必要です。
なおかつ丈夫な素材のケージでなければ、強いクチバシであっというまに破壊されてしまいます。
人間が快適に生活できる室温であれば、人と同じ室温での飼育で問題ありません。
個体差や飼育環境によって適温も変わってくるため、様子を見ながら適宜調整をしてあげましょう。
ストレスをためさせないためにも、毎日放鳥して遊んであげましょう。
人間とのコミュニケーションが大好きな鳥なので、忙しくてかまってあげる時間が取れない人よりも、コバタン中心の生活を送れる人が飼育には向いています。
まとめ
コバタンは知能が高く、人懐っこく、とても愛嬌があり魅力的です。
決して飼いやすいとは言えないかもしれませんが、人生を共にするにはとても魅力的な鳥さんといえるでしょう。