名前 | 和名:小桜鸚哥(こざくらいんこ) 英名:Peach-faced Lovebird 学名:Agapornis roseicollis |
分類 | オウム目インコ科ボタンインコ属 |
原産地 | アフリカ大陸 |
分布 | アフリカ南西部ナミビア共和国 |
サイズ | 体長13~15cm、体重40〜60g |
羽色 | 雌雄での違いはない 数十種類の色変わりがある |
食性 | 穀食性、植物の種子 |
寿命 | 5〜15年 |
価格 | 10,000円~30,000円 |
社会性が高く情愛深いインコ コザクラインコ【Lovebird】
コザクラインコの生態・分布
コザクラインコもボタンインコと同じくパートナーへの愛情が深いことからラブバードとも呼ばれています。
とても人に馴れやすく、飼育しやすいのでコンパニオンアニマルとして人気が高い品種です。
野生では、アフリカ南西部のナミビア共和国に生息しています。
この地域は、降水量が少ない半乾燥地帯で1年のうち300日が晴天という地域です。
海抜1,500m以上の乾燥した高地に生息していますが、近くに水場があることが生息域の条件です。
コザクラインコの羽色は、顔が赤、体は緑、尾羽根は赤や黄色、黒などの組み合わせで、丸い模様があります。
人の手による品種改良により、淡い羽根色を持った個体や、顔がオレンジ色で体が黄色い個体など、様々な羽根色のコザクラインコが創出されていてその羽色は数十種類にものぼります。
価格は10,000円~30,000円ほどですが、カラーによっては50,000円することもあります。
コザクラインコの雌雄の判断
雌雄の身体的な特徴があまり無く、オスやメスにある発情期のしぐさもお互いが真似をすることがあるので、見分けるのがとても難しいです。
頭頂部が丸みを帯びていればオスで、扁平形状の場合メス、下のくちばしの横幅が広くなっていたらメスともいいますが、素人目には全く判断がつきません。
はっきりと性別を知りたい場合は、DNA鑑定をするしかありません。
コザクラインコの性格・知能
小さい体ですが、噛む力はとても強く、本気で噛まれると流血します。
壁紙や柱などを齧る子も多く、部屋のあちらこちらを破壊されます。
電気コードや鉛を含むものなど囓ったり誤飲すると生命を落とすこともあるので、放鳥時には目を離さないよう配慮が必要です。
ボタンインコと同じく神経質なところがあり、ストレスから毛引症を発症する個体も多いです。
毛引きが癖になると完治が難しいので早期対策が必要です。
指示に従ってターンをしたり、小物を指定した場所へ運んだりといった芸を覚えることができる賢い鳥です。
特定の場所でのみ糞をするということが出来る個体もいます。
芸は個体で得手不得手もありますが、飼主やトレーナーによるところも大きいです。
コザクラインコの鳴き声
声は大きく甲高いので集合住宅などでは特に注意が必要です。
人の言葉を真似ることはほぼありませんが、聞きづらいながらも喋る個体もいます。
他の種類の鳥と一緒に育った個体の場合、その鳥の鳴きまねをするなど鳴き声も環境で変化します。
寿命は5〜15年ですが、中には20年以上生きる子もいます。
個体差や栄養・運動といった飼育環境、健康管理など飼主に寄るところも大きいでしょう。
コザクラインコの寿命
寿命はボタンインコと同じく10年ほどです。
ストレスを与えないなど飼育環境や健康管理に気を付ければ15年以上生きることも珍しくありません。
コザクラインコのケージ・適温
温暖な地域に生息する鳥のため、25度~28度ぐらいが望ましい温度でしょう。
大きな寒暖差は体調不良につながることがあるので、様子をみながら温度調節をしましょう。
健康的な成鳥なら、人が過ごせるくらいの温度なら冬場でもヒーターを使用せずに飼育することができます。
まとめ
コザクラインコも英名はラブバード。
ペアになれば、仲睦まじいラブラブカップルの姿に癒されるでしょう。
一羽で飼えば、その深い愛は貴方に惜しみなく与えてくれますよ。