名前 | 和名:鱗鸚哥(うろこいんこ) 英名:Pyrrhura conure 学名:Pyrrhura molinae |
分類 | オウム目インコ科ウロコメキシコインコ属 |
原産地 | 南アメリカ |
分布 | 南米(アルゼンチン、ブラジル、ボリビアなど) 種類により分布は異なる |
サイズ | 体長約25cm、体重60~80g |
羽色 | 雌雄での違いはない 40種類以上の色変わりがある |
食性 | 雑食性、植物の種子、果実、昆虫など |
寿命 | 平均15年 |
価格 | 40,000円~150,000円 |
胸の羽毛がウロコ模様の人気の小鳥 ウロコインコ【コニュア】
ウロコインコの生態・分布
ウロコインコは、胸の羽毛がウロコの様な模様をしていることが名前の由来です。
様々な種類が存在しますが、一番ポピュラーなのは「ホオミドリアカオウロコインコ」でしょう。
ホオミドリアカオウロコインコは、全体的に緑色で、赤く長い尾羽が特徴です。
ウロコインコにはホオミドリウロコインコの他にも、多くの種類が存在し人気のカラーは「パイナップル」と呼ばれるもので、ノーマルに比べ、全体的に淡い色合いです。
他にもオパーリン、シナモン、ターコイズなどの多彩なカラーが存在します。
南米出身の鳥さんらしく、ラテン系で陽気な子が多い印象ですが、他のラテン系の鳥さんよりは大人しめかもしれません。
その陽気な遊び姿はとても愛らしく、ぶら下がったりおもちゃを持ち歩いたり、地面に寝転がったりするので、ヘソ天で抱っこされる「にぎコロ」が教えずともできる子もいます。
そんなウロコさんなので、なんと仰向けで眠る子もたくさんいます。
全てのウロコインコができるわけではありませんが、やってくれると飼い主としては嬉しいですね。
ウロコインコのカラー
ウロコインコにはたくさんのカラーが存在しています。
ウロコインコの雌雄の判断
雌雄どちらも見た目に違いがなく性別の判別は見た目ではわかりません。
男子の頭の形は、平らで大きめなのに対して、女子の頭の形は丸くて小さめだと言われていますが…
私には区別がつきません。
ウロコインコの性格・形体
性格は陽気で人懐っこく、好奇心旺盛でとても遊び好きです。
スキンシップが得意で甘えん坊さんなので、コンパニオンバードとして非常に優秀です。
お喋りは得意なほうではありませんが、毎日語りかけてたくさん触れ合ったり、おもちゃで遊ぶうちに自分の名前や「おはよう」「おやすみ」のような発音しやすい短い単語、音真似、口笛などを覚える子はたくさんいます。
記憶力と学習能力も高いので芸を教えるのもよいかもしれません。
噛み癖のある子が意外に多く、噛む力も強いので飼育するにあたっては少し気になるかもしれません。
ただ、とても賢い鳥さんなのでトレーニングで「人を噛んではいけない」ということを教え、噛み癖を改善することは可能です。
もしも何らかの原因で噛み癖がついてしまったら、諦めずにトレーニングして改善できるよう躾けましょう。
インコの中では大食いで果実や青菜などもよく食べます。
ヒマワリの種子なども大好きですが、食べさせすぎると栄養過多になってしまいます。
餌を求めて飛び回る野生の鳥と違い、室内で飼育されていると運動不足になりがちなので美味しそうにたくさん食べるからといって、欲しがるだけ食べさせていると肥満になってしまいます。
肥満体になってしまうと病気の原因にもなりますので太らせないよう注意しましょう。
ウロコインコの鳴き声
鳴く頻度はそこまで多くはありませんが、鳴き声はとても大きく響き渡る大声です。
ウロコインコの声は綺麗なさえずりではないので、耳障りに感じる人もいます。
飼育の際は防音対策をしっかりと行う必要があり、近所迷惑にならないように工夫や配慮を行う必要があります。
ウロコインコの寿命
寿命は平均15年ですが、飼育下では20年を超える子も多くいます。
ウロコインコのケージ・適温
飼育の適正温度は20度~28度が推奨されていますが、健康な成鳥であればわりとどんな環境でも適応して暮らせます。
よほど寒冷地域でもないかぎり、冬もヒーターなしの室内で過ごさせることも可能な飼いやすい鳥さんです。
まとめ
ウロコインコは中型インコの中では比較的飼いやすいインコだといえます。
人懐っこさと賢さと遊ぶ姿の愛らしさなど、ペットショップで人気が高いです。
子犬のようにコロコロと遊び、ベッタリと甘えてくる仕草にハマる人は多いです。
ウロコインコは愛情を持って接することで飼い主との関係を築きやすい鳥さんです。