名前 | 和名:赤冠鸚鵡(あかさかおうむ) 英名:Gang-gang Cockatoo 学名:Callocephalon fimbriatum |
分類 | オウム目オウム科カロセファロン属 |
原産地 | オーストラリア |
分布 | オーストラリア南東部全域 |
サイズ | 32~37cm、200~335g |
羽色 | 雌雄で違う 顔〜冠羽がオスは赤色、メスは体と同じ濃いグレー |
食性 | 植物食性、種子、果実、木の実、昆虫 |
寿命 | 50~60年 |
価格 | ***** |
カールした冠羽がキュート アカサカオウム【Callocephalon】
アカサカオウムの生態・分布
アカサカオウムは、オーストラリアの涼しく湿った森林や森林地帯、特に高山の低木地帯で見られるオウムで、オーストラリア南東部全域に分布しています。
カロセファロン属 に分類される唯一の種です。
一夫一婦制であり、つがいの絆はとても強く、生涯を共にします。
営巣場所として若くて堅い木に巣を作り、メスは強いくちばしを使って巣穴を掘ります。
抱卵や雛の世話は雌雄両方で行います。
主に自生および移入された木や低木の種子を食べますが、ユーカリ、サンザシを好みます。
また、ベリー、果物、ナッツ、昆虫やその幼虫も食べます。
彼らは主に樹上性で、地上に降りるのは水を飲んだり、落ちた果物や松ぼっくりを食べたりするためだけです。
繁殖期にはつがいまたは小さな家族グループで餌を食べ、繁殖期以外には最大60羽の鳥の群れで餌を食べます。
オーストラリア南東部全域で、開墾による古い中空の木の喪失と摂食生息地の喪失により、近年このオウムの数が大幅に減少しています。
アカサカオウムの雌雄の判断
アカサカオウムは雌雄の外観が異なります。
オスの顔と冠羽は明るい赤色ですが、メスは濃い灰色です。
下部の羽の端には黄色またはピンクの縁があります。
上部の羽の端は羽の他の部分よりわずかに薄い灰色で、鳥がやや縞模様に見えます。
若いオスは、明るい冠と短いトサカによって区別できますが、その他の点では成人メスと似ています。
アカサカオウムの性格・形体
非常に社交的な鳥ですが、過度に騒々しいわけではなく、比較的おとなしいオウムです。
人に慣れ、言葉を覚えしゃべることもあるそうです。
冠羽はモールの様にカールしており、他のオウムのように、感情によって動かすことがありません。
アカサカオウムの鳴き声
きしむ門の音、または木の音に似ていると言われる独特の鳴き声です。
錆びた蝶番のようなきしむような金切り声を上げます。
また、餌を食べるときに柔らかいうなり声を出すこともあります。
アカサカオウムの寿命
寿命は60年以上の長寿といわれています。
まとめ
冠羽がくるんとカールしていてフワフワで、なんとも愛らしい外見のオウムです。
お顔も笑っているように見えてとても可愛らしいです。
希少な種で、現在販売は確認できませんでした。
また、鑑賞できる動物園・花鳥園等も確認できませんでしたが、オーストラリアまで行くと街中でも見ることができるようです。