名前 | 和名:青筋緋鸚哥(あおすじひいんこ) 英名:Blue-streaked Lory 学名:Eos reticulata |
分類 | オウム目インコ科ヒインコ属 |
原産地 | インドネシア |
分布 | 東南アジア |
サイズ | 30~32cm、145~155g |
羽色 | 雌雄で違いはない 全体は赤色、耳の近くと首筋に青い羽が散在 |
食性 | 植物食性、花の蜜、花粉、果実、昆虫 |
寿命 | 20~25年 |
価格 | 60,000円~150,000円 |
青いアイシャドウが素敵 アオスジヒインコ【ローリー】
アオスジヒインコの生態・分布
アオスジヒインコは、モルッカ諸島南部のタニンバル諸島とババール諸島に分布しています。
原生林、二次林の両方にみられ、マングローブ林だけでなく、ココナッツ農園など人間が管理する土地にも生息します。
最大10羽の騒々しい群れで移動します。
野生には10万頭から50万頭のアオスジヒインコが生息していると推定されています。
野生のこの鳥に対する主な脅威は、生息地の悪化(伐採、ヤシの木やその他の単一栽培のための森林伐採)とペット取引のための罠です。
鳥類の生息範囲は限られており狭いですが、個体群が細分化されていないため、深刻な脅威にはさらされていません。
野生での彼らの食生活は不明ですが、花粉、花蜜、果物、いくつかの昆虫が摂取物の膨大な部分を占めていると考えられています。
鳥の全体的な羽毛の大部分は明るい赤色です。
この強烈な赤い背景に対して、耳の近くと首筋に電気的な青い羽が散在しており、そこからこの鳥の名前が付けられました。
首のあたりから付け根にかけて、藍紫色の縞模様が入っています。
首筋の下から背中の上部にかけて青みがかった黒色、背中の主要部分と臀部は赤で、翼の隠れ翼と飛行翼は赤色で先端が黒色です。
尾羽の上部は赤みがかった黒で、尾の下側は落ち着いた赤です。
目の虹彩はオレンジがかった赤、くちばしは鋭く湾曲しており、短く、明るい赤オレンジ色です。
アオスジヒインコの雌雄の判断
この種は性的単形性で、雌雄とも同じ外見です。
アオスジヒインコの性格・形体
飼育下で人間に育てられたこの鳥はおとなしく、遊び好きです。
野生で捕獲された鳥も、飼育下での生活にすぐに適応します。
ローリー・ロリキートは、おしゃべり上手な子が多いです。
コミュニケーション能力が高く、触られるのを嫌がらず、全身どこでも触らせてくれる子が多いです。
ぶら下がったり、転がったり、コミカルな姿もみせてくれる大変可愛らしい鳥さんです。
アオスジヒインコの鳴き声
ローリーは鳴き声が大きい種として知られており、連続する甲高い金切り声、または単発の金切り声を発し、鳴くととてもやかましいです。
飼育している場合、この鳥の突き抜けるような声でご近所トラブルになる可能性がありますので、防音対策をしましょう。
アオスジヒインコの寿命
寿命は20~25年といわれていますが、飼育下では28~32年と報告されています。
アオスジヒインコのケージ・適温
基本的に他の中型インコと同じようなケージ、環境で飼うことができます。
この種は軟便ですし、床をゴロゴロ転がるので、必ず糞きり網の付いている鳥かごにしましょう。
カゴの中でも一人で激しく遊びますが、退屈させないようにおもちゃをたくさん入れてあげましょう。
寝転がってお腹の上でボールなどを転がして遊びますので、足に持てる大きさのボールや棒などを用意してあげると良いでしょう。
まとめ
ローリー・ロリキートのほとんどは、とても好奇心旺盛で遊び好きで陽気な性格をしています。
人間のことも大好きで、とてもよく懐きますが、飼い主以外の人間には人見知りする子も多いです。
インコと思いきりスキンシップを楽しみたい方に向いています。