| 名前 | 和名：黄襟帽子鸚哥（きえりぼうしいんこ） 英名：Yellow-naped Amazon 学名：Amazona ochrocephala auropalliata |
| 分類 | オウム目インコ科ボウシインコ属 |
| 原産地 | 中央アメリカ |
| 分布 | メキシコ～コスタリカの主に太平洋側 |
| サイズ | 35～45cm、450～550ｇ |
| 羽色 | 雌雄で違いはない 後頭部黄色、体は緑色 |
| 食性 | 植物食性、種子、果実、花 |
| 寿命 | 40～50年 |
| 価格 | 200.000円～350.000円 |
後の後ろにに黄色い襟 キエリボウシインコ【Amazona】※絶滅危惧種
キエリボウシインコの生態・分布
キエリボウシインコは、メキシコ南部と中央アメリカの太平洋岸に生息しています。
森林やサボテンなどが自生する藪地などに生活しており、地域によっては水を求めて定期的に移動する場合もあります。
生息数が劇的に減少したため、IUCNレッドリストによって絶滅危惧種に再分類されました。
体の大半が明るい緑色で、後頭部から首にかけて黄色の襟のような模様があります。
嘴や脚は灰褐色をしています。
幼鳥の頃は全身が緑色で、成長にともない襟に黄色羽がでてきます。
鼻の上、額部分に黄色羽が出る出ないは個体差がありますが、本種は出てもあまり大きくない事が多いです。
キエリボウシインコは突然変異として青色の強い個体が生まれる事があります。
キエリボウシインコの雌雄の判断
外見から雌雄を判別することはできません。
性別を知りたい場合は、検査をしないとわかりません。
キエリボウシインコの性格・形体
ボウシインコ属は、緑色を基調としたずんぐりとした体形に、それぞれ特徴のある頭や翼の色をしています。
性格は南米出身らしく、明るく楽しい情熱的な「ラテン系」です。
また、人に慣れやすくおしゃべりが上手で古くからペットとして人気が高い鳥さんです。
種類や個体によって性質やおしゃべり能力に差はありますが、このような特徴から、ヨーロッパでは、ボウシインコの仲間はコンパニオンバードとして、昔から飼育されてきました。
人懐こく好奇心も旺盛で、人の言葉や音を真似してしゃべることも得意です。
物真似はボウシインコ中、最上級といわれています。
なつきやすい反面、マイペースで自身の好きな時だけ甘えてくるような一面も持ち合わせています。
できれば毎日放鳥して手に乗せたり、話しかけたりして遊んであげましょう。
キエリボウシインコの鳴き声
鳴き声は大きく、興奮すると雄叫びをあげるのでかなりやかましいです。
あまりしつこく呼び鳴きをつづけることはありませんが、近所迷惑には違いないので、防音対策はしっかりやりましょう。
キエリボウシインコの寿命
寿命は約40～50年です。
とても長命な種ですので、お迎えするにあたっては十分に検討するようにしてください。
キエリボウシインコのケージ・適温
ケージの大きさは、羽を広げても余裕のある大きさのものを用意してあげましょう。
遊ぶのが大好きなので、おもちゃも入れてあげましょう。
嘴の力が強いので頑丈なおもちゃを選ぶようにして、退屈しないように定期的に交換してあげましょう。
また、ボウシインコは頭が良いので、飼い主がケージの開けるのを見て開け方を覚えてしまうことがありますので脱走防止の対策も必要です。
寒さは苦手ですが、人間が快適に生活できる室温であれば問題ありません。
個体差や飼育環境によって適温も変わってくるため、様子を見ながら適宜調整しましょう。
まとめ
明るい性格で遊びが大好き、飼い主にもよくなつくキエリボウシインコと一緒に暮らすことで、とても楽しい日々を送れるでしょう。
でも、40年以上の長いお付き合いになりますので、家族とも十分にご相談の上お迎えしてあげてください。
